サバイバルアウトドア料理
やはりアウトドアの最大の楽しみといえばアウトドア料理です。それがたとえ災害時でも心休まる至福のひと時です。しかし火を起こせても、食材を集めることができても、料理をしなければ、己のエネルギーへと変えることはできません。それは一食の料理方法に限ったことではなく、いつまた食材が手に入るかもわからない災害時に、長期保存できる料理法を知ることも重要なのです。ここでは、保存のできる料理方法と、アウトドア時でもできる身近なさまざまな物を使った料理方法を紹介します。
アウトドア料理
朝刊と空き缶でごはんを炊く
- よく洗っておいた2個の缶の上ぶたを缶きりで開け、切り取ります。(かまど用とごはん炊き用)
- かまど用の缶にフェルトペンで印をつけます。上部に三個の空気穴を空け、下には滝口をカッターで切り取ります。
- ご飯炊き用の缶に米を入れて、割り箸を使いながら米を研ぎます。最後に水を300CC入れて、アルミホイルで蓋をします。
- 新聞の片面の8分の1を細く棒状にねじります(薪になる)
- かまど用の缶の上にごはん炊き用の間をセットします。アルミの蓋の上に小石を載せます。下の焚き口に新聞紙で作ったまきをいれ、火をつけます。(アウトドアファイヤーの情報はここへ!)
(新聞紙の薪は燃えやすいので注意しましょう!) - ゆっくり30分。吹き零れた水が缶の途中で固まれば炊き上がりです。
- ご飯炊き用の缶をひっくり返し、約5分蒸らしてできあがりです。
干し肉をつくる
- 牛肉や豚肉は脂身部分を取り除いて、薄切りにします。
- 海水(約3%の塩水)に一晩漬ける
- ザルの上か(1日に2〜3回ひっくり返す)、小枝でつくった物干し竿のようなものにかける
- 硬くなるまで干すと出来上がりです。
干し魚(干物)をつくる
- 魚の内臓とエラを取り除いて、骨にそって2枚に開きます。
- 海水できれいに洗い、海水に15〜30分間つけこみましょう。
- 3時間くらい干せば美味しい干物ができあがりです。
- 味よりも保存性を高めるなら、全体が固くまるまで干しましょう。
- トラウトやマス、鮭などは脂ものっていて、お酒のつまみにもぴったりです。
魚の塩漬け
- 魚(イワシなど)の内臓とエラを取り除いて、きれいに洗います。
- 塩・魚・塩という順で漬け込んでいきます。(塩の量は魚の10%)
- 冷暗所・もしくはそれに近いところに、保存します。
- 1週間後には食べるようになります。
- 1容器の下にたまった液は、魚醤といって醤油のように使用できます。
タンポポコーヒー
- タンポポの根をきれいに洗って細かくきざみます
- フライパンなどでよくカラ炒りする。弱火で気長にチョコレート色になるまで炒るのがポイントです。余裕があれば石などで少し砕くと、ほんの少しおいしくなります。
- バンダナなどの布をフィルターにして熱湯をそそぐと出来上がりです。
天然石釜料理
土に穴を掘り、穴全体に小石を敷き詰めます。中でたき火をし、おき火になったら引き上げて、穴の中に材料を入れて鉄板でフタをして、おき火を上にのせます。鶏一羽の丸焼きから、ピザ、穴を大きくすれば豚一頭だってローストできます。
塩を作る
その1.
浅く広い穴を掘って、ビニールシートを張り、中に塩水を入れ水分が蒸発するのを待ちます。小さな塩田をつくる方法です
その2.
松葉やササをいくつも束ねて逆さにして、ナナメにしてたてかけます。上から海水を少しずつかけて、下で竹筒を割ったモノなどで受けます。太陽熱と風で塩が濃くなっていきます。濃くなった塩水を煮詰めていけば塩ができます。
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2022/8/30 更新
-サバイバル料理-
サバイバルアウトドア料理に関して詳しく説明しております。災害時に非常に役立つでしょう